硬質アルマイト表面処理加工
ハードコートとは アルマイト加工例
 

ハードコートとは?

アルミニウム又はアルミニウム合金を、ユニークな超高速電解法により短時間で低コスト・超硬質のセラミックス皮膜の開発に成功し「ハードコート」と名付けました。

  • ハードコート法超高速電解の特長:
    ●ハードコート法は従来の硬質陽極酸化法に比べて2倍の速さで皮膜の生成が可能です。
    ●ハードコート法による電解時間の短縮は、皮膜の化学溶解を減少させ、その結果部品の精度と性能が格段に向上しました。
    ●ハードコート法で処理されたアルミニウム部品の硬度は、マイクロピッカース硬さでHV400〜500と高くなります。

ハードコート法に適する代表的アルミニウム合金の番号を表1に示します。


表1 素地材質によるハードコート皮膜の種類
種 類
展伸材
鋳 物
ダイカスト
1種
A1080, A1070, A1050, A1100
A3003, A3004, A5005, A5N01
A6061, A6063, A6N01
 
 
2種(a)
A2011, A2014, A2017, A2024
 
 
2種(b)
A5052, A5056, A5083, A7075
A7N01
 
 
3種(a)
 

A4C4, AC7A

ADC5, ADC6
3種(b)
 
AC1B, AC2A, AC3A
AC4B, AC5A, AC8A
AC9A
ADC1, ADC3
ADC10,ADC12

ハードコート法超硬質皮膜の実施例

写真はHARD-COAT GS-I 法によりアルミニウム合金ダイカストADC12上に生成した、16μm(ミクロン)皮膜です。

写真1 皮膜は極めて均一です。
写真2 井桁(いげた)の中心部にHV330のダイヤモンドの圧痕(こん)が認められます。

ハードコート皮膜の構造アルマイトの名称の起源トップページへ